2024/06/05 14:59

Nishiwaga Pedals(にしわがペダルズ)の有馬です。

エレキギターは、弦を振動させピックアップで電気信号に変換、そこからアンプなどで信号増幅しスピーカーを振動させることで空間に伝わり、人間の耳でそのサウンドを認識します。

ピックアップについては、大きく分けるとシングルコイルピックアップとハムバッキングピックアップ(ハムバッカー)が存在します。

個人的には、クリーンやローゲインの歪みではフロントのシングルコイルピックアップを多用し、ミドルゲインからハイゲイン時は、リアのハムバッカーを多用しています。

もう少し細かくすると、甘めのトーンでクリーンからローゲインであればフロントのハムバッカー、カッティングであればセンターシングルなども使用します。

しかし、個人的にはこれまでハーフトーンについては、あまり触れずにきました。
理由は、以前から使用していなかったというのが大きいかもしれません。
これまで、それほど使用していなかったハーフトーンですが、オーバードライブ&ブーストペダルのSnowmeltを製作してからその魅力を実感しています。
ハーフトーンは、主にシングルコイルピックアップを2つ同時に鳴らすことが一般的なイメージだと思います。

3つのシングルコイルピックアップが搭載される一般的なストラトキャスタータイプのギターの場合、リアとセンターのハーフトーン、センターとフロントのハーフトーンの2種類のハーフトーンがあります。

また、私の所有するHISTORYのGH-S2というギターの場合は、ハムバッカーを2つ搭載していますが、コイルタップが可能なためシングルコイルピックアップに近いサウンドも出力することができます。
セレクターを真ん中にした場合は、フロントシングルとリアシングルのハーフトーンになります。


ハーフトーンは、クリーンで明るいトーンなのですが、2つのシングルコイルピックアップを使用しているため独特のサウンドキャラクターを持ちます。

Snowmeltのオーバードライブチャンネルは、ギターの音をナチュラルに増幅させる特徴をもっています。
ナチュラルな増幅のため、ハーフトーンの独特のサウンドキャラクターを壊さずに増幅することができます。

また、ブーストチャンネルもクリーンブーストなので、ほぼそのサウンドキャラクターのまま音量を上げることができます。
厳密には、やや太さが加わり、輪郭がはっきりとするというイメージです。


上記2本のギターを使用してハーフトーンでの演奏動画を作成しました。
動画の構成は、下記の通りです。
1. リア&センター
2. フロント&センター
3. フロント&リア
4. フロント&リア  (ブーストチャンネルを常時ONにした場合の設定)

ハーフトーンの場合は、その煌びやかさが魅力と考えるため、歪みは抑えめにした方が良いサウンドを得られると思っています。
また、リアとセンターのハーフトーンは、ややシャープさが際立つのでギターのボリュームを下げてみるというのが良いかもしれません。

そして、今回の動画を作成するにあたり思ったことは、とにかくミスタッチのない演奏が大事ということです。
ハーフトーンは、明るくクリアなサウンドが魅力なのですが、ミスタッチがあると目立ちます。

今回の動画を作成するにあたり、自分のミスタッチの多さに練習が必要だなと再認識させられました。
結局、良いサウンドはギター練習から。