2024/06/03 15:33
Nishiwaga Pedals(にしわがペダルズ)の有馬です。
現在販売しているオーバードライブペダル、SnowmeltのオーバードライブチャンネルとWarabi V2のBlueDriveチャンネルはトランスペアレント系に分類されるオーバードライブペダルです。
トランスペアレント系オーバードライブとは、入力された音をナチュラルに歪ませるという特徴があります。
SnowmeltのオーバードライブチャンネルとWarabi V2のBlueDriveチャンネルは、ナチュラルに歪みますが、コンセプトが違うためサウンドには違いがあります。
まずは、Snowmeltのオーバードライブチャンネルから解説します。
Snowmeltは、入力信号をナチュラルに増幅し、煌びやかで温かいサウンドが特徴です。
どの帯域でも、極端にカットしない作りのため、ギター本来のサウンドに近いイメージです。
ゲインを上げていくと、ジャキっとしたサウンドになります。
続いて、Warabi V2のBlueDriveチャンネルです。
Warabi V2のBlueDriveチャンネルも、ナチュラルな歪み感ではありますが、Snowmeltよりも中音域に厚みを持たせたサウンドが特徴です。
Snowmeltはややシャープ、Warabi V2はややウォームという方向性の違いがあります。
特に、TS系オーバードライブのGreenDriveと合わせた場合、中音域が立体的に出てくるサウンドなので、バンドアンサンブルでも埋もれないのが特徴です。
それでは、演奏動画で違いをご確認ください。
動画の構成です。
1.コードストローク (00:00~00:38)
2.アルペジオ (00:39~01:26)
3.カッティング (01:27~02:08)
4.単音フレーズ (02:09~03:06)
5.リバーブあり (03:07~03:56)
ストラトキャスタータイプのギターで、フロント又はセンターピックアップで演奏しています。
アンプは、モデリングアンプのクリーンチャンネルを使用しています。
個人的な好みとしては、ジャキっとしたサウンドのSnowmeltがコードストロークやアルペジオに合っていると思います。
Warabi V2のBlueDriveチャンネルは、ウォームなサウンドが魅力なので、チョーキングやスライド時に良さを感じます。
また、今回はモデリングアンプで比較していますが、暖かいサウンドの真空管アンプに入力した場合は、Warabi V2の方がやや合っていると感じます。
とはいえ、Snowmeltのサウンドも捨てがたいので、どちらか一つ選ぶとなると難しいというのが本音です。
ボーカルギターの方であれば、Snowmeltの方がやや合っているかもしれません。
ギターのみの方であれば、Warabi V2の方がやや合っているかもしれません。TS系オーバードライブのGreenDriveチャンネルとのダブルオーバードライブペダルですので、使用用途は広いと思います。