2023/02/01 18:12

Nishiwaga Pedals(にしわがペダルズ)の有馬です。


ハンドメイドダブルオーバードライブペダル「Warabi」では、基板からボリューム(可変抵抗器)までの配線をワイヤー(線材)で行っています。

一般流通品のペダルでは、基板にボリュームが直結されているものが多い印象ですが、Warabiではユニバーサル基板で回路を組んでいることからワイヤーでの配線としています。

ワイヤーでサウンドが変化するため開発時には数本試しています。
ただし、サウンド面が良好でもワイヤーとしての信頼性が低いものも存在するため慎重に検討を行いました。

サウンド面、柔軟性、ハンダ付けのしやすさ、被覆の溶けにくさ、ワイヤーとしての信頼性、このあたりを総合して使用ワイヤーを決定しました。

作業時には、1台ごとにサウンドの特性が変化しないよう、決められた長さにワイヤーをカットして配線を行っています。
厳密にいえば、基板に使用しているコンデンサや抵抗などの容量誤差が存在するため、完全に同じとはなりません。
ここに関しては、実際にアンプで音を出して、同じ設定にし耳で確認しています。

ワイヤーを決められた長さにカットした後は、被覆を剥いて予備ハンダを行います。
基板に配線するワイヤーは、20本程度です。
1本1本、基板にハンダ付けを行います。
ワイヤーのハンダ付けが終わったら、ボリューム(可変抵抗器)に接続しハンダ付けを行います。
ここまで、出来ればケースに組み込める状態になります。

製作風景の動画です。
ボリューム配線作業は、9:23~10:48です。