2023/01/24 18:14

Nishiwaga Pedals(にしわがペダルズ)の有馬です。


ハンドメイドダブルオーバードライブペダル「Warabi」は、名称の通り山菜のワラビをイメージして、すべてのデザイン(サウンドも含めて)を行いました。

なぜ、ここまでワラビ押しなのか、気になった方もいるかもしれません。
ワラビLoveが過ぎる?
山菜マニア?

実は、私自身ワラビを筆頭に、山菜はそこまで好きではありません。
しかし、家にはワラビ畑があり、時期になると自然と生育するため販売も視野に入れていました。
そして、私が住む岩手県西和賀町(にしわがまち)は、粘りに特徴があるワラビが収穫されるためブランド化も行われています。

雨の日以外は、ほぼ毎日ワラビ畑に行き成長過程を写真におさめていました。
これが、Warabi製作のきっかけになった一点目です。

ただ、これだけではエフェクター製作までは繋がりません。

次の点が、近年好きなギターサウンドとなっていたトランスペアレント系オーバードライブの存在です。
ローゲインでジャキっとしたサウンドが、シングルコイルピックアップに合っていて純粋にギターを弾くのが楽しくなっていました。

ただ、ローゲインタイプなので、もう少しゲインを上げたいと思うシーンがあり、20年ほど前に自作したTS系のペダルを繋いでみました。

並びを替えたりしながら、サウンドチェックしていると前段がTS系で後段がトランスペアレント系の時に、中域に特徴がありつつも前に押し出すようなサウンドになることが分かりました。

この中域に粘りがあるようなサウンドにワラビのようなイメージを持ち、ダブルオーバードライブを製作してみることにしました。
これが、2022年6月頃のこと。

製作当初は、販売まではあまり考えていませんでしたが、半年のめり込んだ結果、商品販売までたどり着きました。